【京都府】清水寺の見どころとは? ことわざの由来や歴史、アクセス方法~総まとめ~

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あかさた 菜

ご機嫌よう。
ニートな旅人・あかさた 菜(@akasata_travel)でございます。

 たくさんの寺院がある京都で、ひと際人気な清水寺。
 思い切った決断をするときに使うことわざ・「清水の舞台から飛び降りる」発祥の地として知られています。

 今回は、世界遺産に認定されている清水寺の見どころや歴史、アクセス方法などを総まとめ!
 この記事を読めば、清水寺観光がさらに楽しくなります🎶

この記事でわかること
  • 清水寺の歴史や名前の由来
  • 見どころ5選
  • 基本情報・アクセス方法
Contents

清水寺の歴史

 清水寺は「観音様の霊場」と謂われています。
 それは今から約1250年前の778年、修行僧・賢心(けんしん)が、この地で観音様の化身と出会ったことが開創のきっかけとされているから。
 以来、令和の現在まで、たくさんの人々に信仰・親しまれています。

「清水寺」の名前の由来

 「清水寺」の名前の由来は「音羽の滝」です。

 奈良で修行をしていた賢心は、夢で「木津川(きづがわ)の北流に清泉を求めて行け」とお告げを受けます。
 賢心は霊夢に従い北へ歩き、音羽山で清らかな水が流れる滝を発見。そこで老仙人行叡居士(ぎょうえいこじ)と出会いました。
 行叡居士は賢心の訪れを喜び、「千手観音像(せんじゅかんのんぞう)を彫刻し、この地を守ってほしい」と言い残し、立ち去ります。行叡居士が霊夢の主であり、観音様の化身だと悟った賢心は、言うとおり、清水寺を守ることを決めたのです。

 それから2年後のある日、鹿狩りにやって来た武将・坂上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)が、鹿狩りにやって来ます。賢心に功徳を説かれた坂上田村麻呂は感銘を受け、音羽山に本格的な寺院を建立。
 清らかな滝の水にちなみ、「清水寺」と名付けました。

幾度も繰り返された再築

 創建以来、10度を超える大火災に遭い、その度に堂塔を焼失した清水寺。しかし篤い信仰によって何度も再建されました。
 現在の伽藍は、ほとんどが1633年に江戸幕府3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)によって再建されたものです。

なぜ何度も焼失したの?

記録には、火の不始末や落雷、寺院同士の争いによる火災などと記されています。なんせ木造なので、よく燃えたことでしょう……。ちなみに、最後の焼失は江戸時代の1609年。この際も徳川幕府により、直ちに再構築されました。

清水寺の見どころ5選

①仁王門 (におうもん)

 清水寺の参拝者が必ず目にする門。
 朱色の丹塗りが鮮やかな仁王門は、文字通り「赤門」とも呼ばれています。
 1633年の大火で焼失を免れた数少ない建造物。重要文化財に指定されており、最古級を誇る貴重な門です。

②三重塔

 仁王門の奥に聳える、日本最大級の三重塔。
 その高さは約31m。
 豪華爛漫な佇まいは清水寺の入り口に相応しい光景です。

 塔内には大日如来像が祀られており、四方の壁に真言八祖像、天井・柱などには密教仏画や飛天・龍などが極彩色で描かれています。

 実はこの三重塔、全国で珍しい、登れる塔なのです。
 三重塔に登るためには、1週間前までに予約が必要。拝観料は大人500円・中高生300円・小学生100円。
 地元民も知らないことが多いレアな情報なので、これを見た方はぜひ登ってみてください!

③髄求道(ずいぐどう)で胎内巡り

 生の願い、求めに随って、叶えてくれるという大功徳を持つ大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)を祀っている寺院。
 堂内の一筋の光すら入らない暗黒の空間を仏様の胎内と考え、その中を歩き、外に出ることで生まれかわることが出来るといわれています。

 胎内巡りで叶えられる願い事はひとつだけ。
 清水寺内にありながらもあまり知られていない、穴場パワースポットです。
 絶大な効果があるようなので、心して行いましょう。

④かの有名なことわざの地

ことわざ「清水の舞台から飛び降りる」の意味は?

思い切って大きな決断をすることのたとえ。故事ことわざ辞典 より

 ことわざの「清水の舞台」とは、本堂の奥にある、ベランダのような場所です。

 本来は本堂の奥にいる観音様に雅楽や能などの伝統芸能を奉納するために造られたのですが、江戸時代に、ここから飛び降りる風習が流行りました。

 理由は諸節ありますが、最も有力な説は「願掛け」。
 清水の舞台は周囲に子どもの背丈と同じほどの低い柵があるだけ。飛び降りようと思い立てば簡単にできてしまいます。
 地上13m、現代の建物で例えると4階建てのアパートに相当する高さから飛び降りれば命を落としかねません。しかしだからこそ、「生きて帰られたら願いが叶う」という迷信が広まりました。
 清水の舞台の下は立派な木々が生い茂っており、それらがクッションになったため、助かる人が多かったようですが、現代では考えられない無謀な挑戦ですね。

⑤名前の由来になった音羽の滝

 音羽の滝については【「清水寺」の名前の由来】に記載しているので、お読みください!

清水寺の基本情報

住所〒605-0862 京都府京都市東山区清水1-294
アクセス⋄JR京都駅から
京都市交通局(市バス)206系統 -東山通北大路バスターミナルゆき-・-100系統清水寺祇園 銀閣寺ゆき- 五条坂下車 徒歩10分
京都バス(土・休日のみ運行)18系統-大原ゆき-五条坂下車 徒歩10分

⋄阪急電鉄 京都河原町駅(四条河原町)・京阪電鉄 祇園四条駅から
京都市交通局(市バス)207系統 -東福寺 九条車庫ゆき- 清水道下車 徒歩10分
京阪バス83・85・87・88系統など 清水道または五条坂下車 徒歩10分
営業時間⋄1/1~3/24・4/3~6/3・9/1~11/17・12/1~12/31
6:00~18:00
7/1~8/13・8/17~8/31
6:00~18:30
3/25~4/2(春の夜間特別拝観)・8/14~8/16(千日詣り・夏の夜間特別拝観)・11/18~11/30 (秋の夜間特別拝観)
6:00~21:30(最終入場時間/21:00)
拝観料大人・高校生 400円
⋄中学生・小学生 200円
HPhttps://www.kiyomizudera.or.jp/
備考別途拝観料がかかる場所があり

最後に

 由緒正しく、魅力がたくさんある清水寺。
 名前は誰もが知っているお寺だと思いますが、見どころや歴史は意外と知らないことも多かったはず。

 予備知識があると、観光がさらに楽しくなります!
 ぜひこの記事を参考にしてください。

あかさた 菜

清水寺観光を満喫できますように!

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