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ご機嫌よう。
ニートな旅人・あかさた 菜(@akasata_travel)でございます。
みなさん、京都御所に行ったことはありますか?
京都府は日本の古き良き風情がある、国内問わず海外でも人気な旅行先です。
稲荷神社の総本家である伏見稲荷大社や有名なことわざの由来となっている清水寺などは観光していても、京都御所にまで足を伸ばしている方は少ないのではないでしょうか。
今回は、京都御所の無料ガイドツアーに参加した筆者・あかさたが、その詳細や魅力を徹底レポート!
この記事を読めば、京都御所に興味が湧くはず🎶
京都府旅行振り返りLast 📍京都御所
— あかさた 菜@旅アカ (@akasata_travel) September 28, 2023
かつて天皇の住まいだった雅な御苑🪷今出川駅から丸太町駅を結ぶ敷地はめちゃくちゃ広い! 歴史的建造物や庭園のすべてが美しく、開放感な雰囲気も相まって優雅な気分で観光できました。9月なのに真夏日だったけれど、日陰が多いおかげで涼しかった😌 https://t.co/ijMKgNrYDt pic.twitter.com/5nhh14iEod
江戸時代まで天皇がお住いになっていた御苑。
京都の街は室町時代に、京都御所を中心として作られました。
よって、現在も京都府の中心は県庁所在地にある京都駅でも、最も栄えている四条河原町でもなく、京都御所です。
碁盤の目上に作られている京都の町の一丁目一番地。右京区と左京区は、京都御所から見て右側と左側。
京都御所は、京都府の起点の地と言っても過言ではありません。
設立は1337年(延元2年)👀
その後1869年(明治2年)まで、なんと500年以上もの間、皇居として使用されていました。
敷地面積は110,000 m²!!
四方八方が築地塀に囲まれています。
地下鉄烏丸線の今出川駅と丸太町駅を結ぶように位置し、東西250m、南北450mの広大な御苑です。
以下のGoogle Mapで確認すると、広い敷地が表示されます。その内の赤枠で囲った範囲が京都御所です。
赤枠を含んだ周辺の敷地は「京都御苑」と呼ばれており、京都御所と区別されています。
京都駅から京都御所までの移動方法は、電車かバスのいずれかとなります。
しかしバスよりも電車での移動のほうがスムーズに向かえるため、ここでは電車での行き方のみ紹介します。
電車の場合は地下鉄烏丸線に乗り、今出川駅で降りましょう。
地下改札から地上に出ると京都御所の築地塀が見えます。それを目印に徒歩5分ほど前進すると到着するので、迷うことなく行けるはず!
参加方法はとても簡単。開催日時に集合場所へ行くだけ!
事前予約は必要ありません。
言語 | 開催時間 |
---|---|
日本語(4回) | 9:30・10:30・13:30・14:30 |
英語(2回) | 10:00・14:00 |
中国語(3回) | 10:00・14:00 |
入場門である清所門から入ってすぐの、参観者休所です。
清所門では持ち物検査があります。
参観者休所はお手洗いの横にあり、看板も出ているのでわかりやすいかと思います!
無料ガイドツアーは途中参加、離脱が可能なため、集合時刻に遅れても大丈夫。
ラフな感じなので、気負わず参加してみてください。
所要時間は約50分。
たくさん見どころがある御所内を、ガイドが歴史背景を説明しながら案内してくれます✨
京都御所の無料ツアーに参加しました🙋🏼♀️ガイドが歴史や豆知識を説明してくれるから背景が理解できて楽しかったし、約50分で見どころを押さえられるため効率がいい✨無料なことが申し訳ないくらい充実した内容だったので、詳細を後日、ブログにまとめます! https://t.co/eb6bGvXgOj pic.twitter.com/P5nVjN2ezz
— あかさた 菜@旅アカ (@akasata_travel) September 18, 2023
参観コースはこちら。
御車寄() | 諸大夫の間() |
宜秋門( | 新御車寄) |
建礼門( | 回廊( |
紫宸殿) | 建春門 |
清涼殿 | 小御所( |
御学問所) | 蹴鞠の庭(けまりのにわ) |
御池庭( | 御常御殿) |
御内庭) | 錦台( |
迎春() | 御涼所 |
聴雪) | 御三間( |
現代で例えると玄関。
その当時はもちろん、車ではなく牛車や御輿。なので天井が高く造られています。
天皇に会いに来た将軍や公家の控え室。
みっつの部屋はそれぞれ「虎の間」・「鶴の間」・「桜の間」と名付けられており、襖には名にちなんだ絵が描かれています。
虎の間が上位、鶴の間が中位、桜の間が下位と、身分の違いにより部屋を使い分けていたそう。
1915年(大正4年)に時代の変化に合わせ造られた、新たな玄関。
主流だった牛舎や神輿ではなく、当時は最先端だった自動車で御所内に入れるよう設計されています。
紫宸殿の入口。
朱色の門は「承明門」といいます。
こちらが紫宸殿。
高床式の宮殿建築となっており、とても重要な儀式を行う際に使用されていました。
紫宸殿の前に植えられた桜の木と橘は、それぞれ「左近の桜」と「右近の橘」と呼ばれています。
御常御殿が造られる前に使用されていた、天皇の私生活エリア。
寝室の「夜御殿(よるのおとど)」、ダイニングの「朝餉の間(あさげのま)」、洗面所の「御手水の間(おちょうずのま)」といった部屋が並びますが、観覧できるのはオフィスの「昼御座(ひのおまし)」のみ。
昼御座では群臣と対面したり、儀式などを行っていたそうです。
中心に見える垂れ幕のようなものは「御帳台」。
絹製の垂れ布で隠された中は天皇が疲れを癒やす休憩室になっています。
寝殿造と書院造の両様式が混合した、珍しい建物。
将軍や大名といった武家と対面する際に使用されていました。
ここは1868年、王政復古の大号令が出され発せられた夜、徳川慶喜の処遇を決める会議が行われた場所。
このことから上記の会議は「小御所会議(こごしょかいぎ)」と呼ばれています。
小御所の右手の庭は「蹴鞠の庭」。天皇や貴族たちはここで蹴鞠を楽しみました。
ちなみに蹴鞠は中国から伝えられた球技で、勝敗はないそう。粋なスポーツですね。
四季ごとに様々な表情を見せる池泉回遊式庭園。
制作にはかの有名な作庭の名人・小堀遠州(こぼりえんしゅう)が関わっています。
丁寧に手入れがされた、美しい庭園ですね。
天皇の私生活エリア。清涼殿の後に使用されていました。
京都御所のなかで最も面積が広い建物です。
常に気を張っている天皇が公務から離れ、ゆったりと寛げるようになのか、他の建造物より庶民的な印象を受けました。
そんな御常御殿の前には、「御池庭」と並ぶ名庭園が。
縁側でお茶を飲みながら庭を眺める天皇の姿が思い浮かびます。
右手の灯籠や左手の松の木は、貴族からの贈り物だそう。
宮中御内儀の行事が行われた場所。
一般公開の時々により、遣戸・障子の開放度合が変わるようですが、東側から上段の間、中段の間、下段の間と呼ばれており、上段の間は住吉弘貫筆「朝賀図(ちょうがず)」、中断の間は駒井孝礼筆「賀茂祭群参図(かもまつりぐんさんず)」、下段の間は岸誠筆「駒引図(こまひきず)」が描かれています。
今回は残念ながら、襖を見ることは叶いませんでした。
住所 | 〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑3 |
営業時間 | ⋄4月~8月 9:00~16:20 (最終退出/17:00) ⋄9月及び3月 9:00~15:50 (最終退出/16:30) ⋄10月~2月 9:00~15:20 (最終退出/16:00) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)・12/28~1/4・行事などの実施のため、支障のある日 |
参拝料 | 無料 |
HP | https://sankan.kunaicho.go.jp/multilingual/kyoto/index.html |
日本の隠れた名所である京都御所。
約50分にわたるガイドツアーは、無料なことが申し訳なくなるくらい、充実した内容でした。
京都駅から電車で30分ほどの距離なので、ぜひみなさんも観光してみてください!
京都旅行を満喫できますように💖