みなさん、京都府にある「哲学の道」はご存じですか?
春は桜、秋は紅葉を楽しめる2㎞の街道は、京都府の古き良き風情を満喫できる最高のお散歩スポットです。
今回は、実際に歩いてみて哲学の道の魅力を知った筆者・あかさたが、おすすめの散策コースや見どころを徹底レポート!
この記事を読んで、ぜひお散歩に出かけてください☺
この記事でわかること
- 哲学の道の豆知識
- 京都駅からのアクセス方法
- おすすめの散策コース
Contents
哲学の道とは?
哲学の道は、京都市左京区の東山地区に位置しており、全体の長さは約2㎞です。ノスタルジックな小道は、悠久の歴史と美しい風景が交錯する場所として、地元民を中心に今や日本国外から愛されています。
名前の由来
「哲学の道」とはその名のとおり、”哲学的な対話を行った場所”です。20世紀初頭に京都大学の哲学者・西田幾多郎(にしだきたろう)がこのエリアを好んでお散歩をしていたことで、そう呼ばれるようになりました。
梅のとしても知られる道で自然に囲まれながら思索にふけるとは、なんともエモいですね!
京都駅からのアクセス方法
哲学の道は、白川通と今出川通りの交差点から熊野若王子神社までの約2㎞の小径です。
真っ直ぐ歩くと約30分。
京都駅からのアクセス方法は、バスでの移動となります。
移動方法
- 京都駅 バス乗り場(A2)から乗車
- 京都市営バス17系統-四条河原町・銀閣寺行き-に乗車
- バス停「銀閣寺道」で下車
- 銀閣寺方面に5分ほど歩き、哲学の道へ
哲学の道の真ん前までバスが走っていないため、上記のアクセス方法が最も適切です。
お散歩前におさえておきたいポイント3つ
約2kmの道のりは坂がほぼなく穏やか。道中にはところどころベンチが置かれているので、疲れたら座って休憩ができます。
また、道中や出店やカフェがたくさんあり。目移りしてしまうほど。
食べ歩きも楽しめそうです🎶
①Map
私のおすすめは、哲学の道を銀閣寺の方面から南へ歩き、熊野若王子神社→永観堂→南禅寺を巡るルート。
銀閣寺方面から南禅寺まで歩いた場合の距離は約2.7㎞。所要時間は約45分~1時間と、お散歩にちょうどいい感じです。
今回は紅葉が見頃だったため、風景に飽きることなく歩かれました。
②所要時間
実際に歩いてみたところ、銀閣寺・熊野若王子神社・永観堂・南禅寺を訪れ、カフェで一休みをして、約4時間でした。
寄り道をせずお散歩した場合は、30分前後です。
ゆとりを持って時間配分をしたとしても、約5時間で哲学の道内にある名所すべてに立ち寄れるでしょう。
③スケジュール
11 : 00
ランチ
午後に備えて腹ごしらえ!
哲学の道周辺にはたくさん飲食店があります。迷わないように、下調べしておきましょう。
12 : 50
永観堂
・滞在時間 約1時間※混雑が予想されます。
・南禅寺まで 徒歩5分
14 : 30
哲学の道散策 終了
体力が残っていればさらに歩いて八坂神社へ、疲れている場合は京都市内のカフェへ
散策スタート!
それではお散歩スタート!
落ち葉に彩られた小道に心躍ります。
銀閣寺に近づくにつれ観光客が多くなるので、ぶつからないように注意しましょう。
銀閣寺
「金閣寺」の姉妹寺院。室町時代に足利将軍の命により創建された寺院。
その外観はまさに侘び寂び。
実は当初は、金閣寺のように金箔で覆われる予定でした。
しかし金箔はとても高価なもの。そのため予算が間に合わず、計画は頓挫したと謂われています。
美しい日本庭園に佇む銀閣寺の美しさは一見の価値あり。
特に秋は鮮やかな紅葉と鈍く輝く銀色のコントラストが素晴らしく、はっと息をのむことになるでしょう。
熊野若王子神社
哲学の道の南端にある歴史深い神社。
熊野若王子神社の御祭神は熊野権現。
熊野三山(熊野本宮速玉大社、熊野那智大社、熊野熊野本宮那智大社、熊野磯長柿本大社)に祀られる神霊で、縁結びや安産、商売繁盛などのご利益があるとされています。
江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえる、趣ある神社でした。
永観堂
紅葉で有名な寺院。名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
私はInstagramで知って以来、行きたいと思っており、今回念願叶っての永観堂!
ちなみに、今年(2023年)の冬は暖冬らしく、11月半ばでも紅葉しきっていませんでした。
創建は15世紀初頭まで遡ります。日本の特徴である四季折々の美しい景色が見られる庭園は国内外問わず評価されており、それも納得の美しさ。
実際、観光客が多かったです。
写真の撮影は列はないものの順番制でした。譲り合いの精神で挑みましょう。
南禅寺
禅の修行を重んじる、臨済宗南禅寺派(りんざいしゅうなんぜんじは)の総本山。
歴代の将軍や文化人に愛されてきたその魅力は、歴史的建造物。
敷地内は東京ドーム2つ分の広さ!
すべて見て回ると、ゆうに1時間はかかります。
南禅寺の名所といえば、水路閣。
日本では珍しいレンガ調の橋を見ていると、まるで異国の地に迷い込んだかのような錯覚に陥ります。
映え写真が撮れるので、観光客で賑わっていました。
どこか排他的な雰囲気はここでしか感じられない風景です。
最後に
ゆったりと自然に触れながら歩くことができる哲学の道。
銀閣寺や永観堂に寄り道をするもよし、食べ歩きをするもよし、思想に耽るもよしな、京都を代表する素晴らしい小怪です。
桜が咲く春や紅葉の秋は特におすすめなので、ぜひ歩いてみてください!